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川と生きる、鵜飼舟の若船頭がご案内

川舟で朝の水面へ!命がうねる、ほんとうの長良川体験

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≪追加募集≫
長良川が、ぐっと身近な存在になる、盛りだくさんの自然体験を川舟で。

船頭用の細い木舟に特別に乗り込めるのは、4名様まで。船頭が竿(さお)と櫂(かい)を操り、流れにまかせて川を下ります。
朝の川を貸し切りにしたような開放感、水面との一体感。すぐ下を魚たちが通り過ぎていく水のうねり。聞こえるのは水音と鳥の声、櫂がきしむ音のみ。

実技もあります。上流へ竿だけでのぼる船頭の技に挑戦。

その後、エンジンで一気に秋風を切って上流へ。船頭用の船着き場で、水槽に用意された川にすむ魚たちを見、川の安全についてなど、川博士になりましょう。(希望者がいれば、水難救助の実演体験もできます。いざというときに備え、救助の練習をします)

川べりにおこした炭で、天然鮎の塩焼きと一夜干しをみんなで焼いて食べ比べ。

命に満ちた朝の長良川を、全身で感じましょう。

注意事項

※天然鮎の塩焼き1匹 + 一夜干し1匹つき
※説明等前後20分 + 実質100分程度
※持ち物:濡れてもよい服・靴、各自の飲み物、帽子・日焼け止めなどの日よけ
※雨天中止
※小学生未満、乗船不可
※12歳未満の子どもは、2名で定員1名とします。
※指定の日時でご都合があわない場合はご相談ください。
※川の魅力だけでなく、水難事故を誘発する水辺の危険についても学びます。主催者の注意を守らなかった際の事故については責任を負えませんのでご了承ください。
※水難救助の実演体験をご希望される方には、ウェットスーツをお貸しいたしますが、水が冷たい時期ですので、こちらからお電話にてご説明させていただきます。
下記実施スケジュールからお好きな日程にご予約下さい 体験レポートを読む

案内人

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【結の舟 平工顕太郎】
長良川鵜飼の鵜匠に仕える現役の鵜舟船頭。漁舟を所有し、川漁を通じて長良川の恩恵を日々体感している。水辺に潜む危険と常に向き合い、水難事故を防ぐために遊泳者及び観光客に向けて地道な活動を行う若き青年。

集合場所

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大きな地図で見る

長良川うかいミュージアム

〒502-0071

岐阜県岐阜市長良51-2

※最寄バス停「鵜飼屋」

申し込み・問い合わせ先

Display 結の舟(ゆいのふね):代表 080-8256-4295

実施スケジュール

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第1回

実施日時
2014/10/12(日) 07:30 〜 09:30
予約開始
2014/09/17 09:00
予約終了
2014/10/05 17:00
料金
3,800円
定員
4 / 4 人
(満員)
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第2回

実施日時
2014/10/12(日) 10:00 〜 12:00
予約開始
2014/09/17 09:00
予約終了
2014/10/05 17:00
料金
3,800円
定員
4 / 4 人
(満員)
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第3回

実施日時
2014/10/13(月) 07:30 〜 09:30
予約開始
2014/09/17 09:00
予約終了
2014/10/06 17:00
料金
3,800円
定員
4 / 4 人
(満員)
空席通知登録
1人
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第4回

実施日時
2014/10/13(月) 10:00 〜 12:00
予約開始
2014/09/17 09:00
予約終了
2014/10/06 17:00
料金
3,800円
定員
3 / 3 人
(満員)
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第5回

実施日時
2014/11/01(土) 07:30 〜 09:30
予約開始
2014/10/10 11:00
予約終了
2014/10/29 23:00
料金
3,800円
定員
3 / 4 人
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第6回

実施日時
2014/11/01(土) 10:00 〜 12:00
予約開始
2014/10/10 11:00
予約終了
2014/10/29 23:00
料金
3,800円
定員
0 / 4 人
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第7回

実施日時
2014/11/03(月) 07:30 〜 09:30
予約開始
2014/10/10 11:00
予約終了
2014/10/29 23:00
料金
3,800円
定員
3 / 3 人
(満員)
最少催行
2人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

第8回

実施日時
2014/11/03(月) 10:00 〜 12:00
予約開始
2014/10/10 11:00
予約終了
2014/11/02 20:00
料金
3,800円
定員
1 / 4 人
最少催行
1人
備考
子ども料金:2,000円(小学生~中学生)

これまでの開催レポート

写真部の体験レポート2014

意外と知らなかった、川の上1mの風・音・光。

橋の上を毎日通っていても、市街地の川の上1mにこんな世界があることを知りませんでした。
朝の喧騒は遠く、水音と鳥の声だけ。
山際から差し込む朝日が波に弾け、風とともに鳥が飛んでいきます。

鵜飼舟の船頭で漁師でもある「結の舟」平工顕太郎さんが、細い漁師舟で、長良川の自然を案内してくれました。

川から見た虹は、大きかった。

このプログラムは自然が相手ですから、とても天候に左右されます。
筆者もこのプログラムの同行にあたって、台風や豪雨による不催行に2回泣きました。
乗れた皆さんは、本当にラッキー。

今日の明け方に降った雨が止んで、空に大きな虹がかかりました。
川は少し増水気味で、風も強いですが、天気はこれからぐんぐん晴れていきます。
これはいい日になりそうです。

ドキドキの船頭体験!

上流へ向かうためにはエンジン(船外機)も使いますが、下流へは流れに任せているだけでどんどん舟がすすみます。それを制御するのは、大きな竿と櫂(かい)。
小学5年生のお姉さんとお父さんが竿づかいに、
小学3年生の弟さんが、櫂さばきに挑戦します。
はじめての体験に、真剣!

中州に降りてみましょう。

増水しているため少しいつもと場所は違いますが、平工さんの漁場でもある川の中州に降りてみます。
このために、濡れてもよい靴があると便利。

風が寒い日だったので、ちょっと水が冷たいです。天候によっては、長靴のほうがよいかもしれませんね。

この季節にはもう、石に藻が少ないので、石の上にキラキラ輝く水紋がきれいです。

知っておきたい、川での水難救助

 川は楽しいだけでなく、ときに水難事故の危険も隣りあわせです。

 たとえば川でのBBQなどで、友達や家族、自分が溺れたら?
 川を楽しむために、ぜひ知っておきたい知識を、平工さん自らが溺れている人を演じて教えてくれました。


 山での遭難事故の場合、60人が遭難して、助かる確率はそのうち10人。
 でも、海や川で60人が遭難した場合、助かる確率は30人。
 助けに行った人が死亡する確率も多いのです。だから、意外かもしれませんが絶対に自分から助けに飛び込まない。
 応援を呼び、川岸から(あればロープや)空気の入ったペットボトルを投げ入れます。

 溺れている人は、実は石などで骨折する危険が一番大きいといいます。
必ず足を下流に向け、足で蹴って障害物をよけられるようにします。
頭を浮かすため、それ以外のときは足は水中へ。

 前職で川の自然体験スクールにいた平工さんは、子どもたちにこうしたことも伝えて行きたいと考えています。

鮎はとれるかな?

 増水して、いつもは川になっていないところが川になり(前川と呼ばれています)、鮎は流れのゆるやかなそちらに集まります。そして、漁師のおじさんたちも。

 とはいえ、そちらには行けないので、いつもの場所で網を投げてもらいました。
 きれいに広がる手投げ網。
 ほかの日にはこの1回で20匹ほど天然鮎がかかっていたそうですが、今日は2回投げてもつかまりません。
 残念ですが、大丈夫。朝捕まえた鮎が、このあと塩焼きで待っています。

 舟上では途中、落ち鮎の瀬張り漁の仕掛けも見ました。
川床に沈めた白いビニールと、川面にはったロープが水をはじく音に驚いて鮎が止まったところを、手投げ網で獲る漁です。

昨日捕まえておいた、川魚。いろんな種類がいます。

 平工さんの船着き場。
 岸にあがって、平工さんがあらかじめ捕まえていた川魚たちを水槽で観察します。
 いっぱい種類がいますが、タナゴの一種「カネヒラ」がとくにきれいでした。
青緑色のラインが入った体に、ピンク色に透けたヒレ。秋特有の婚姻色です。

天然鮎の塩焼きと一夜干しの食べ比べ。

 冷えた体を炭火で温めながら、平工さんのお母様が焼いてくださっていた天然鮎をいただきます。
 焼きたての塩焼きは、身がフワフワ。

「この時期の鮎は、一度産卵したあと、もう一度産卵しようと思ってエサをいっぱい食べるから美味しいんです。ただし、そのために結構内臓に砂が入っていることもあるので、気になる方は内臓は食べない方がいいかも」
と平工さん。季節によって、鮎の味ってとても変わるものなんですね。



 そして、特製の一夜干しは、漬けこんだ塩分が鮎の味をより濃厚に引き出していて、おせんべいのよう。
ああ、これ、「いか焼き」や「えびせんべい」みたいに岐阜名物として売り出したら、大ヒットになるのではないでしょうか。

少し頼もしくなった、子どもたち。

 帰りは、弟さんの櫂をお姉さんが自主的に手伝って。
「近くに住んでいても、普段は全然、川で遊んだりしない子たちなんですよ」とお母様。
舟に驚いたカモが、水面を自分たちと同じ高さで飛んでいきます。
きっと、この体験は大人になっても特別な思い出として残るのではないでしょうか。


  (奥村裕美)

 プログラム詳細:
 「川舟で朝の水面へ!命がうねる、ほんとうの長良川体験

別の日のレポートはこちら→vol.1

■短縮版レポートもあります:

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