写真部の体験レポート2014

きっと自然の中で淹れたコーヒーは、さぞやおいしいのだろうな~。

でもどうやったらいいのだろう?

そんなコーヒー好きの願いをかなえるプログラムがコレ!

今年3月に金華山の麓にオープンした「YAJIMA COFFEE」のマスター矢島さんによる野点コーヒー教室です。

同じ種類の豆を使い、コーヒーの淹れ方を変えて、味の違いを楽しみます。


それにしても自然の空気が気持ち良い場所だな~。


ここは金華山の麓にある鏡岩水源地です。

バックに佇む、昭和初期に建てられたレトロな建物は、清流長良川の伏流水を水源とする水道施設なのです。(現在は水の資料館になっています)

なんと豆を挽くところからはじめるんですね!本格的。
豆をコーヒーミルに入れて参加者が挽いていきます。
この銀色で長細いのがミルです。モバイル用なんですね。
ごーり、ごり、ごーり、ごりと回します。
意外に力を使う様です。

レッツダンシーング!
こちらの方は腰をくねらしながら手の動きと連動して挽いています。
ミルをまわす効率がいいらしいのです。
なんだか楽しそうだしコーヒーもおいしくなりそう!

じっくり蒸らすようにお湯を入れます。
一気に入れるとお湯が外側から出てしまい、豆の味があまり抽出されません。
みなさんプロの手つきに興味津々。
もちろん水は清流長良川の伏流水です。
YAJIMA COFFEEはこの近くに店舗を構えていますが、お客さんにもここのコーヒーは水がおいしいと言われるそうです。

そしていよいよテイスティング。
まず香りを味わい、口に含んでじっくり味わいます。
自然のおいしい空気のとともに飲むコーヒーはおいしそう!

参加者は6種類の方法で淹れたコーヒーをテイスティングしました。
豆の油が出る淹れ方だとまろやかになり、
油が濾される淹れ方だとスッキリして酸味が出るそうです。
自分もテイスティングしてみましたが、同じ豆とは思えないくらい味が変わっていました。

参加者のみなさんが持っている、コーヒーの味を評価する用紙です。

「フレーバー」「後味の印象度」「口に含んだ質感」「甘さ」など7つもの項目があり、参加者がテイスティングして評価していきます。

実はこの評価項目は世界のコーヒー品評会と同じ項目のものだそうです。

それにしてもコーヒーの味がこんなに沢山の項目で表現されるとは!

水の資料館をバックに記念撮影。
皆さん心地よい環境の中での野点ですっかりリラックスされた様です。
コーヒーをただ淹れるだけでも、時間をかけて豆を挽きコーヒーを淹れる一つ一つの工程が楽しいです。
コーヒーにあまり詳しくない自分も、今度チャレンジしてみようかなという気持ちが湧いてきました。

場所をYAJIMA COFFEEに移して、お好きな飲み物とケーキをいただきます。
今年3月にオープンした店内はシンプルで落ち着く空間。
マスターと奥様、お二人の雰囲気もいいですね。

このケーキはパティシエである奥様の手作りです。

今日はゆったりとしたおいしい時間を味わいました。




(藤居進一)

プログラム詳細:
アウトドア好きマスターに学ぶ 野点コーヒー教室