写真部の体験レポート2014

飛騨の匠が教える木の時計づくり。

無垢の木にふれて削っていると、
木のあたたかさが手に伝わってきて、
いつの間にか、夢中になっている自分がいます。

できあがった作品は、手に馴染んで愛着もひとしお。
手作りの作品で毎日の生活を楽しくしてみませんか?
大切な人へのお土産にも。

──と話すのは、案内人の『森の自然学校』の方々。

飛騨高山の西のはずれ清見、標高600mの森の中に「森の自然学校」はあります。

今回は岐阜市川原町にある、この飛騨の森の木をふんだんに使ったモデルハウスで出張開催。

モデルハウスに興味を持った参加者は、体験後に中を見学していました。

今回は、木の時計づくり。

時計はキットになっています。
おおまかな工程は
1.板材を磨く
2.組立て
3.時刻の文字などを貼り付ける
4.お好きにデコレーション
 ……完成 です。

木の材質は、ヒノキ。
ヒノキは軽くて削りやすく、ツヤが出やすいので磨くほどに楽しくなります。
香りが良いので、心も癒されます。

時計の針が回るのを考えて、時刻を表す文字などの位置を決めます。
針があったてしまうと、動きませんからね。

デコレーションする道具も森の中から集めたもの。
松ぼっくり・くるみ・小枝など。
そのまま付けたり、細かくして付けたり。

時刻をあらわす文字版は、個性がでるところ。
お一人はポイントに素材そのままのカタチで貼りつけ。
もうお一人は素材をローマ数字に見えるよう工夫して貼っていらっしゃいました。
(翌日の回では、焼きペンで猫の足跡を書いた方もいらしたとか)

大人は固定観念があって12時を上にしますが、途方もない所を12時にしたお子様でがいたそうです。
面白い発想ですが、時刻が数字で書いていなかったら、他人が見たら違う時刻になってしまいますね!

屋根を付けて、デコレーションして完成です。
細かい作業はありますが、皆さん楽しく作業できました。
木の香りのしわざですかね。

完成した時計を持って。
皆さんの笑顔でプログラムの内容がわかります。

エビフラァ~イ

おまけ。何かわかりますか?

リスがいる森で取れます。
松ぼっくりをリスが食べたあとです。森の空気が感じられますね。

(016 平山)

プログラム詳細:
伝統の技を受け継ぐ家具職人が教える木の小物づくり

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