写真部の体験レポート2014
【089】旬のゆず 取ってしぼって作って食べて体験ツアー
旧・上之保村のみんなで作った、新しい「ゆずの里」
関市の最北端、旧・上之保村が、ゆずの里になったのは意外にもごく最近のことです。
それまでも農家の庭先などで栽培されていたのですが、この地に特産品を、と、13年前にゆずジュースが開発され、ヒット商品となりました。
地域の農家が協力し、空いていた農地にたくさんのゆずの木が植えられました。ゆずは7年目から収穫できるため、上之保産のゆずだけで商品が作れるようになり、村として会社を設立したのは3年前です。
高知など全国の産地を視察し、自分たちは後発だからこそ、全国的にも珍しい
「無農薬で体に良いゆず」にこだわることに決めました。それは、商品も同じ。余分なものは入れません。
美味しいものは虫・猿・鹿のほうがよく知っています。被害に泣かされることも往々にしてあります。
でも、少し握るだけでも鮮烈な香りがする皮をそのまま使うには、やはり無農薬が嬉しいですね。
今日は、そんなゆずを満喫します。
ゆず料理とゆずを浮かべた天然温泉で〆。
上之保温泉ほほえみの湯で、ゆず農家のお母さん定食といったランチ。メインの唐揚げはゆずの皮に漬けて揚げてあり、ゆず果汁もかかっています。奥にあるのはゆずアイス。
目の前は、のんびり田園風景です。
食事後は、入湯料なしで温泉に。筆者もご厚意により入らせていただきました。
無色透明のお湯は、サラサラしていますが、しっとり温まります。
今日は特別に、内風呂にはゆず皮と種がたっぷりはいった袋が浮いています。これも、無農薬だから安心ですね。
いつもならば、景色のよい露天風呂ばかりはいるところですが、今日はみなさん、内風呂時間を長く楽しんでいました。
(奥村裕美)
プログラム詳細:
「旬のゆず 取ってしぼって作って食べて体験ツアー」