写真部の体験レポート2014

10月19日、秋風心地よい快晴のもと、
岐阜市歴史博物館内の講堂で、
「骨董ハンター古美術探訪」が開催されました。
趣旨は「骨董に身近に触れて学び楽しむ」です。



現在、岐阜市歴史博物館で催されている、
特別展「岐阜が生んだ 原三渓と日本美術 -守り、支え、伝える」
の拝観も伴う企画です。

総勢60名の方々の参加となりました。

「骨董ハンター」の異名をとる、
大阪の骨董商、島津法樹氏の講演から始まりました。
世界で見つけたお宝や体験などを、
明るく楽しく、とても人情味ある雰囲気でお話くださり、
参加者の皆さんは耳を傾けていました。

骨董蒐集のコツ、モチベーション、
信念についても語っていただきました。

なんとか鑑定団ではないですが、
参加者が持ち寄ったアジア骨董の鑑定会に。

島津氏いわく、
「骨董には「愛好」と「評価」が混在し、
あくまでクールでいなければいけない。
世に出すような蒐集(しゅうしゅう)でないといけない。
そんな定義と目標を持ってこそ、自分のモチベーションとなる」
とのこと。とても印象的でした。

最後は主催者のNPO美濃古陶磁研究会の
会員が持ち寄ったお宝の鑑賞会。

所有者からの解説のあと、
参加者は自由に手に取り、
質問などを飛び交わせました。

非常に熱心な参加者が多く、
とても賑やかな雰囲気でした。

終わりの時間も迫り、ここで自由解散となりました。

余談ですが、
その後、主催のNPO美濃古陶磁研究会は、
岐阜市歴史博物館のお隣の料亭「萬松館」に移動し定例会に。

年に三回から四回、岐阜市内の料亭に数寄者やお茶人や骨董蒐集家が集まり、
美濃焼を中心とした骨董の文化的認知度を高め発信する事に取り組んできます。

長良川おんぱくのプログラムを通して、
特に若い世代に楽しい骨董を知って頂ければという、
会員の皆さんの想いがあります。

(交田紳二)

プログラム詳細:
「骨董ハンター」古美術探訪
2014/10/19(日)開催

短縮版レポートもあります:
 ◎おんぱく写真部 いいモノ発見!